税理士法人むさしの会計は、「納税者の力強い相談相手」「街角の税理士」がモットーです。経営分析財産明細(貸借対照表)決算書を比べる
決算書で、収益性と安全性を検討しましょう
「損益計算書」からわかる!
⇒【収益性】・会社がどれだけ儲かっているか 「貸借対照表」からわかる!
⇒【安全性】・会社が将来も存続することができるか 収益性
(経常利益とは、会社の通常の活動で得た儲け)
(総資本とは、総資産(純資産+負債)のこと)
【他社比較】
A社とB社を比較すると、A社の方が規模は小さくても、経営効率はよいということになります。
【自社比較】
経常利益は前々期、前期、当期を比較すると3倍、3.3倍と伸びていますが、収益性ROA(総資本経常利益率)は半分に低下しています。
会社の規模(総資本)も経常利益も大きく伸ばしていますが、収益力は半減しました。 総資本の中には負債も含まれています。お金を投入(借入金)し、事業規模を20倍に伸ばしても、経営体質は低下したということになります。
収益性ROA(総資本経常利益率)を上昇させるには
に置き換えて分析します。
(当期純利益とは、 1年間で得た最終的な利益)
(自己資本とは、 純資産のうちの自己資本額)
(ROAを構成する指標の1つにもなっている)
1. 売上原価を減らす
2. 販売費及び一般管理費を減らす 3. 営業外費用を減らす 4. 営業外収益を増やす
むやみに売上原価や経費を減らすのではなく、 しっかり自社に合った分析をし、個別・具体的に、何を・どの位減らすのか検討し、自社に合った経営改善をしていきましょう。営業外収益を増やすために「財テク」に手をだすのはオススメできません。
利益には、 経常利益のほかに売上総利益、営業利益、税引前当期純利益、当期純利益と合わせて5つの利益があります。
(本業の利益率がわかります。)
(商品・製品本体の売上利益率がわかります。)
(売上総利益率の逆…売上原価の比率がわかります。)
(製造業では生産性率ともなりますので、売上原価の計算は重要です。 )
(A社の方が、 総資本(設備や借入金など)を有効に使っている)
安全性
自己資本率とは、 総資本(=資産)に占める自己資本の割合を示す指標です。
返済の必要のない資金(自己資本)の割合で、 会社の安全性が見えます。
流動比率とは、1年以内にお金にすることができる資産と、1年以内にお金を支払わなければならない負債との比率です。
固定比率とは、固定資産が返済を要しない自己資本でどのくらいまかなわれているかの比率です。
安全性を検討する指標は、その他にもあります。
株価の分析
PER(Price earnings ratio)=株価収益率
PBR(Price book-value ratio)=株価純資産倍率
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