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資本主義の暴走に歯止めを!---行き過ぎた市場原理主義を反省し、そう考える経営者が世界でも増えています。
企業が環境や人権、労働条件などで積極的な役割を果たすことを自主的に宣言する「国連グローバル・コンパクト(世界への約束)」に加わる企業・団体は7千を超えました。

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グローバル・コンパクトは、アナン前国連事務総長が提唱し、2000年に生まれました。
経済のグローバル化の裏で進む自然破壊や人権侵害、格差拡大を前に、世界の企業に対して「問題を引き起こすのではなく、解決する役割を」と呼びかけたものです。

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 アメリカを中心に、世界の金融機関やファンド、そして企業や個人まで資本主義経済市場主 義に暴走してしまったとの認識から「企業の価値は、業績や株価だけではなく、環境や貧困、労働などへの対応を含め考えないといけない。」「いくら儲けて も、それだけでは企業の価値ではない。」ということです。

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グローバル・コンパクトの10原則は、本来企業が守らなければならない自己責任(企業責任)、最低限のルールをこれまで破ってきたからだといえます。
年収200万円以下の労働者が1067.5万人(4人に1人)、非正規労働者が1700万人(3人に1人)、派遣労働者が384万人、さらには、偽装請負や解雇など企業の雇用に対する社会的責任は地に落ちています。
今必要なことは、人が人として生きていける社会をどう築き上げていくかということです。
2010年、新たな年を迎え、戦争のない、企業も人も共生できる社会が来ることを望むものです。