不透明な『金』疑惑 ・・・ 税務調査では“仮装・隠ぺい”
広島市生まれ。 東京大学卒業・大蔵省入省。 元.税務署長。
－信頼と実行－ をスローガンに財務官僚から政治家に転身。
妻の祖父は池田勇人元首相。 叔父にあたる池田行彦氏の地盤を継ぎ国会議員に。
更迭された寺田稔総務大臣の経歴である。
国会議員になって寺田稔議員の実行したのは政治とカネをめぐる数々のごまかしである。
・領収書の偽造や裏金作り ・脱税や選挙買収 ・故人を会計責任者として署名、押印して報告書等々、・・・ 挙げれば数限りない。
さらに、本人が知らないのに政治資金収支報告書の「代表者」欄に名前が記されているなど偽りだらけの寺田氏をめぐる政治とカネ疑惑だ。 ・・・ 普通の人としても信頼に欠く。
寺田稔元総務相に聞きたい！
・あなたは税務署長時代、企業のカネをめぐる疑惑に対し、“仮装・隠ぺい”に眼をふさいで見逃していたのか？ 税務職員に示しがついたのか？ ・・・ 元.税務署の長とはそれで良いのか？
・政治資金規正法や公職選挙法を所轄するしょう総務相のトップがこんな疑惑を持たれることをして、職責に果たせると思ったのか？
政治とカネの問題。 社会の根本を揺るがす深刻さにもかかわらず、後を絶たない。 なぜ？
閣僚の辞任は１ヶ月で３人目。岸田首相の側近でもある寺田氏の退場は「任命した首相の責任も問われる。
脱税を許さない税務署長 政治資金規正を所轄する総務相
“脱税を許さない税務署長” “政治とカネの不正を許さない総務相”
ともに“金”をめぐる不正を許さない立場の職責である。 ・・・ そこに国民の信頼がある。
寺田氏は自ら代表を務める政党支部と、政治団体「寺田稔呉後援会」が事務所を置くビルを巡り、その一部を所有する妻に事務所賃料を支払っていた。政治資金を家族に還流させる手法だ。
寺田氏は相次ぐ政治資金をめぐる書類の不備は陳謝しているが、この賃料の支払いについては、妻は扶養家族ではないため「経済的には別主体」と述べ、10年間で2,688万円を支払っていたが適正な金額だと正当性を強調している。
寺田氏が「呉後援会」に貸付けた1,250万円の貸付金が記載されていなかった問題でも、資産報告書を訂正したと回答。その後、これとは別に600万円の貸付金が政治資金報告書に記載されてなかったことも判明した。・・・ 帳簿や伝票が廃棄されていると答弁している。 また、寺田氏の妻が代表を務める政治団体「以正会」では、スタッフへの人件費として支払った毎年約500万円について、源泉徴収票を発行していないことも判明した。 |  |
その他、選挙運動に関しての買収など次から次と疑惑が出てくるが、寺田氏の答弁は二転三転している。
寺田氏の「政治とカネ」疑惑は深まるばかりだ。
寺田.元税務署長に聞きたい。 これで税務調査も良いのか？
寺田 元.税務署長に聞きたい？
あなたが現職税務署長時代、部下から上記のような調査報告書が上がった時、是と答えるのか？
否と答えるのか？
部下にどう指示するのか？
元税務署ＯＢでもあり、税理士という立場からお答えを聞きたいものである。
