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   結党1年の “いのち” ?

 政党助成金(税金)目当ての政党の離合集散が後を絶たない。
 「日本を元気にする会」が所属議員5人以上の政党要件を失った。結党届を出してから、わずか1年の“いのち”であった。 政党要件を失ったのは5人のうち1人が離党(自民党に入党)したためだ。 同氏は以前所属する「党」から3500万円の政党助成金を受け取っていたが、その所属する党が解散後、自分の資金管理団体に残高2190万9644円を寄付。 政党を転々としても政党助成金(税金)を返還せず私物化している。

   虫に食われているのは
   葉っぱだけではない……

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   総額6631億円 ――― 税金依存 ・ いつまで続く

 国民の税金を政党に支給する「政党助成金」の総額が、制度実施から21年間、総額6631億円に達した。 この間、政党助成金を受け取った政党は35党にのぼる。(この35党を覚えている人はいないだろう) その多くが、政党助成金を受け取ると政策や理念をそっちのけで離合集散を繰り返す。政党助成金は政治腐敗の“温床”だ。

 企業・団体献金の「廃止」を口実に導入された「政党助成金」。 21年経ってもこの約束は何一つ守られていない。 政治家・政党は約束を守る必要はないみたいだ。
 その結果が、安倍内閣の閣僚。 小渕氏から始まり、今また、甘利氏だ。 反省などどこにもない。
「相手にはめられた。」と自民党幹部は言うが、はめなかったら“白を切る”つもりだったのか?

 国民は、1万円税金を支払うのに如何しようかと頭を抱える。 どこで買い物をしたら1円でも安く買えるのかと苦心する。 子供の学費を何とかしようと、妻はパートで遅くまで働く。
 政党助成金とは、何と美味しいものなのか。

 年総額320億円にのぼる政党助成金(税金)目当ての離合集散、国民の税金を山分けし、残っても返金しない政党助成金。 税金の無駄遣いの極みである。

 確定申告時期となった。私たち国民は税金の申告と納付を如何しようかと悩んでいる時期である。
 政党・政治家の果てしない堕落の基盤となっている政党助成金制度は、速やかに廃止すべきである。
そして、政党助成金を国民のために使うべきだ。国民助成金として。

  まるで盆暮の付け届け ― 在日米軍への ・ 思いやり予算

 経済ジャーナリストの萩原博子さん・・・「思いやり予算」なんておかしいですよ。こんなことをしているのは世界中で日本だけでしょ。米軍を駐留させている他の多くの国は、むしろ米軍から地代を取っているくらいです。
 「思いやり予算」や沖縄名護市辺野古の新基地建設費など、条約上で義務付けられてもいないお金を、日本側が「配慮」と称し提供する。まるで盆暮の付け届けのようです。それが1978年度から2015年度までの間に積もり積もって約20兆円なんて、許せません。
 一方で、国民向けの社会保障予算は切り詰めに切り詰めているわけでしょ。医療、年金、介護は軒並み切り下げられ、子育ての分野でも保育料が引き上げられました。
 どっちを向いているのかと問いただしたい。自国民を犠牲にしてアメリカを優遇するなんて、こんなことをしたらまさに植民地か属国と言われても仕方ありません。
 そんな事態は何としても食い止めなければなりません。

   国民の税金 ・ 世紀の愚策 ・ 究極の無駄遣い

 国民の税金を、「思いやり」と称し在日米軍活動経費に惜しげもなく使う。何の義務もないのに。
2015年の米軍「思いやり予算」は1899億円にのぼる。昨年12月に合意した「思いやり予算」は、今後5年間で総額9465億円だ。 国民への「思いやり予算」? 何一つない!

 2016年度予算案が国会に提出された。
 「防衛費」(軍事費)は5兆541億円と当初予算では初めて5兆円を突破した。 一方、社会保障の伸びを3年間で1.5兆円に抑え込み、少子高齢化社会における子供への予算、高齢者への予算、生活困窮者への予算は抑え込む内容となっている。

   「税収(税金)は、国民から吸い上げた」

 「税収というのは国民から吸い上げたものでありました・・・」   安倍首相の口から飛び出した言葉である。

 国民のほとんどは、税金を払うのに日々大変な苦労をしている。 それが分かっていれば「吸い上げる」などという言葉はおよそ出てくるわけがない。

 確定申告の最中、国民からすれば税金に関してこんな感覚しか持てない人に税金の使い道など任せてはおけない。何に使われるか分かったものではない。

 テレビドラマの時代劇、年貢を取り立てる悪代官を思い出す。 政治家には水戸黄門様はいないのか?