今からでも遅くはない
税金をそこに投入せよ
今からでも遅くはない。拙速極まりないデジタル庁創設の前に、ワクチン庁を創設して、官民挙げてワクチンを開発し、製造・管理と供給を行うべきだ。
ここに3兆円の税金を集中投下すべきであり、その政策を打ち出すなら、「スガノワクチン」と成果を誇ってよい。
GOTOキャンペーンの予算は3兆円弱である。ワクチン庁創設に3兆円などたやすいはずだ。
宣言解除は終息ではない
誤りを繰り返すな
緊急事態宣言が3月21日で解除された。新型コロナの感染は収まっていない。第4波とも言える状況になっている。
もっとも、宣言を出したからといってやったことは、外出の自粛と飲食店の時短を要請しただけである。宣言を解除したとしても、なんぼのものでもない。
GOTOをストップしたのは、誤りを正しただけ。つまり、マイナスをゼロにしただけで政策でも何でもない。仮にGOTOを復活させようというなら、馬鹿に付ける薬はないということだ。踊る阿呆に踊らぬ阿呆、どうせ阿呆なら踊らにゃソンソンとそれに乗る人は勝手にやってほしいが、それで感染を広げられてはかなわない。だから、GOTOは宣言が解除されてもやってはいけない。
見せつけられた政府の無策
まあ大半の国民は、感染がどのようにして起こるのかの凡その状況も理解している。
満員電車によるクラスターも見当たらないことを見れば、空気感染は考えづらく、やはり飛沫感染が主たる感染原因ということになる。
無症状者もいるので、誰が感染しているのかわからないことが、結果として感染を止められない大きな要因であろう。従って、ある時期一斉に国民全員を検査し、感染者をすべて隔離し、感染判明者の行動範囲を消毒すれば、日本国内のウイルスを排除できるはずである。
緊急事態宣言は、そうした政策を打ち出し、国内感染を根絶するというぐらいの重大性を持つものであろうが、政権にはそうした意気込みはまったくなかった。
ある意味、まったく無策の宣言であった。
しかし、これをやったからと言って、コロナ感染を防ぐ保証はない。
ウイルスの根絶はないと考えよう
やるべきことは抗体の作成
そうこうするうちに、変異ウイルスが徐々に広がり始めている。
そうした事態を見ると、おのずと結論がでてくる。
新型コロナウイルスを地球上から死滅させることはできないということである。
2、3年で収まるという保障はまったくない。イギリスでは、今後5年マスクを装着する必要があるとそれなりの権威筋が発表している。
感染したくなければ、予防ワクチンを打つしかない。
もうひとつは、感染して体に抗体を作り、同じウイルスに立ち向かう体になるしかない。
いうまでもないが、ウイルスの変異があるため、そのワクチンや一度罹ってできた抗体がすべてのウイルスに対応するとは限らない。
だから、ワクチンは次々と開発し続けなければならない。
結論はワクチンの継続的接種
日本の選択誤り
全地球的規模の感染症に対して、結論としては毎年のインフルエンザ予防ワクチンを打つのと同じように、ワクチンを打ち続けることが感染対策のかなめとなる。
新型コロナウイルスは、インフルエンザより強烈で死に至る率が格段に高い。それだけに、全地球的規模のワクチン接種ができて初めて人の行き来もかない、国内経済もグローバルな経済も回ることになる。
ワクチン開発と接種。この点で日本は完全に政策上の誤りを犯した。
アベノマスクに税金を投入して、税金をドブに捨てた。初期段階から国産ワクチンの開発に国家挙げて取り組めば、今頃はワクチン接種が大幅に進み、他の諸国にも供給できたであろう。オリンピックも1年遅れだが、そこそこ正常に開催できたであろう。
再度言おう。今からでも遅くはない。税金を投入してワクチン開発を行え。