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   子供向けの‥‥

 子供向けの本がテーブルに乗っていた(右の本)。
 嫁さんが子育てをお手伝いするボランティアをやっているので、その関係で持ってきたのだと思い片づけようとした。
 何気なく本を開くと、子供向けの絵と、短い説明文がある。

 ン?
 たまたま開いたページの見出しが飛び込んできた。
 「カマキリのオスは メスに食べられがち」‥‥なんだか身につまされて説明文を読むと、こりゃ子供向けどころか大人向けではないか。

 他はどうよとページをめくると、いやはや、見出しも説明文も洒脱で、止まらない、止まらない。あっという間に読み終えてしまった。
  これがその本の表紙です
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 中身を紹介しては著者と出版社からお叱りを受けそうなので控えめに‥‥。
 ラッコはたてよこ1㎝の四角の中に人間の髪の毛の全部が生えているのと同じぐらいの密度で毛が生えているとの記述には、思わず薄くなった頭に手をやり、ここにラッコから1㎠だけ皮膚をいただき移植すればいいのかと、「ざんねんな頭」に希望の光が差し込んだ。

 そのラッコの隣のページがなんと「ハゲインコ」の話。ハゲは清潔でいいのだと、「ざんねんな頭」を別の角度からハゲマス絶妙の配慮。
 恐れ入ります。

 個人的な感想は別として、思わずニヤニヤ、ヘェ、ウヘェーの連続で、これを子供に取られてはたまらない。子供に泣かれても大人の本だといって、ひったくって読むべきだ。