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   税金の無駄遣い

 新国立競技場をめぐるドタバタ劇が政治問題になっている。「アンビルドの女王」とは正式に解約し、支払った50億円以上の税金は早くも無駄遣いとなったというのだから、国民としても黙っていられない。

 さて、このドタバタ劇、登場人物がやたら多い。入れ代わり立ち代わり登場するのだが、その辺の大根役者も真っ青のセリフで観客を白けさせている。
 こんな書き方をすると大根役者に、「一緒にするな」と叱られそうだが・・・

   区民運動会のテントに
 2,500万円もつぎ込んだとしたら・・
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   主役は誰?

 ちょろちょろ出たり入ったりしていた下村ハク文の守は、激しいヤジにたじろいだのか安藤タダノ審査の守に責任を押し付けて、舞台に上がろうとしない。
 安藤タダノ審査の守は、「審査しただけ」と尻をまくってアバよと舞台から逃げてしまった。
 森シンキロウの守は主役の一人なのに、俺は主役ではない、主役に祭り上げられたすえハシゴを外されて迷惑している、「ボクは被害者だ」ってと居直りの見えを切る。
 森シンキロウの守は、このホームページのトピックス53でも取り上げたので、もう一度見てほしい。とにかくセリフが軽く、何回やっても同じことを繰り返す。

 満を持して登場した座長でもあるアベ独裁の守は、下手な芝居を見せつけられた観客が石つぶてを投げ出したのを見てこれはまずいと、急遽舞台に登場して「見直し、見直し」の大口上。
 そもそもは下村ハク文の守や森シンキロウの守などをキャスティングしたアベ独裁の守のミスだが、そんなことはお構いなし。

 要は誰も責任を取らない。
 これまでなら、舞台にスモークを流して幕引きとなろうが、「戦争法案」で戦後政治の転換点に差し掛かっているいま、そんな演出で終わりにしたのでは、観客は黙っていまい。
 このドタバタ劇、まだ幕は上がったばかりだ。しっかりみて、下手な演技にはヤジを飛ばそう。