ほんとにいいの?
「焼きが回る」とは 広辞苑をひも解くと |
10月25日、石原都知事が突如辞任した。新党を結成して国政に出るためだという。
石原さんは80歳。テレビで拝見すると、チック症状かと思わせるマバタキをしながら、意味不明の含み笑いをしている。
ご近所のお年寄りにも同じような人がいて、時々わけのわからないことを言ってニヤッと笑ったり、自分の我を張ってわがままを言ったりして、ご近所に煙たがれたりしているが、「あの人も年を取ったなぁ」ということでご近所のみなさんはそれなりのお付き合いをして和は保たれている。
尖閣諸島を都が購入するというシカケが発端となって、中国との関係が悪化し、経済にも大きな影響が出ている。石原さんは中央官僚が国を滅ぼすので、国政に出てこれを変えると息巻いているが、自分のやったことが国の経済を冷やし、国民をさらなる疲弊に追い込んでいることをどう考えているのだろうか。
火をつけて、ふいごであおって火が回りすぎて、領土問題はかえって解決が遠のいたわけだから、「焼きが回る」の第一定義に当てはまりませんか。石原さん、焼きが回っているよ、これをどうするのかな。
80歳で国政に出て、何年やるつもりなのだろうか。すぐ引退となる年齢だと思うのだが、尖閣の思慮欠如に見るように、能力は落ちているのだから、「焼きが回る」の第二定義がとっくに当てはまっているわけだ。
仮にやりたいことをやれたとして、その後に責任持てるとは思えない。まさかiPS細胞であと30年は生きられるとか思っているのだろうか。責任感があるとは思えない。それほど、判断能力が落ちているということだ。
都知事の後継者指名もアレアレだ。石原氏が目の敵にする中国共産党の後継者指名と同じではないか。「俺はあんな馬鹿なことはしない」といえば、まだ救われたものを。やはり、焼きが回っている証拠だ。
この辞任劇についてテレビ局が街角インタビューを行い放映していた。何人もの若者が「力のある人なので期待する」とか「政治にカツを入れてほしい」などと歓迎する回答をしていた。
焼きが回っている年寄りにアンタの将来を託していいのかと、テレビに向かって叫んでしまった。
若者のみなさん、若いうちから焼きが回ってはシャレにもならない。
「笑点」の円楽バリに「ジジイは引っ込め!」ぐらいの気迫を示してほしいね。