6/2~6/9にかけて税制視察でアメリカ西海岸へ行ってきました!
シアトル、ポートランド、サンフランシスコと渡り歩き、州税務局や日系企業、市民団体、日系会計事務所の方々に色々なお話をきくことができました。
今回は観光を中心に簡単に紹介させていただきます。
(越生のアーサーくんです。 写真をクリックすると迫力ありますよ!)
まずは成田からシアトルへ
シアトルには現地時間でお昼前に到着し、午後はゆっくりと観光となりました。
空港からバスで「ウェストシアトル・ビューポイント」という所に降りました。真夏のような暑さだった日本から比べると初秋のような涼しさです。シアトルのビル群を眺め、しばし長旅の疲れを癒しました。
ウェストシアトル・ビューポイント 周辺は高級保養地です |
シアトルといえばまず、イチローの在籍していたシアトルマリナーズです。ホームグランドのセーフコ・フィールドにも行ってきました。柵の外から覗いてみるとバッティング練習をやっている様子でした。マリナーズの選手達でしょうか?鋭い打球が飛び交っています。
セーフコ・フィールド もっと近くで見たかったなぁ~ |
もうひとつ、有名どころでスターバックスコーヒーの本社があります。今回の観光では本社ではなく、第一号店のあるパイクプレイスマーケットという様々な商店が立ち並ぶ場所へ寄りました。スターバックス一号店はコーヒーやマグカップの販売などで長い行列ができていました。店舗のガラスに貼られたロゴマークを見ると、、、。
スタバの第1号店 出店時のロゴです |
上半身が露わな人魚の絵!!店舗数が増え、知名度が上がるにつれ批判があったようで、現在のロゴマークに変更となったそうです。
オレゴン州ポートランドへ
シアトルからバスで280㎞南下し、2日目からは2日間ポートランドに滞在しました
ポートランドはオレゴン州にあり、全米でも有数の治安が良い町で日本からの留学生も多いそうです。「軽軌道MAX」という路面電車で市内を移動し、一日目は観光となりました。
路面電車だぁ~ 車内には自転車を置くスペースも確保されています。 |
この軽軌道MAX、2時間チケットや1日チケットなどがあり、2時間チケットであれば2.5ドルで何度でも乗り降り自由、運行間隔も15分程度ですごく便利でした。
ポートランドには地ビールの生産所も多くあるようで、2件ほど昼食がてらポートランドビールの試飲もしてきました。アメリカのビールというと、バドワイザーのように少し軽めのイメージがありましたが試飲したものは度数も高く、味わいも個性的な銘柄が多かったです。スモークテイスト(スモークチーズのような香りがついていました)のビールはちょっと飲めませんでした。
ポートランドの地ビール 黒いのがスモークテイストです。 川越も負けてないよ~ |
いよいよ明日は研修です。
「オレゴンから税」
20年位前に「オレゴンから愛」というドラマがありましたが、今回はオレゴンから税の視察がスタートです。ポートランド2日目、午前中にオレゴン州税務局へ午後は日系企業に伺いました。
州・合衆国の税制、TPPに対する企業の反応などを聞いてきましたが細かい話は置いといて、私が一番印象に残ったのは現地を案内してくださったコーディネーターの方の言葉でした。
その方は10代でアメリカに渡り、現在はアメリカ国籍も取得されている60代半ばの男性でした。私たちが「アメリカ人というのは~。」「アメリカという国は~」という会話や質問をすることに対して、「税金にしても、国民性や習慣・思想にしても、アメリカという1つの枠で解釈・理解することはできません。」と少し語気を強めておしゃっていました。
日本でも東京と大阪では別世界のようなこともあります。あれだけ大きな国土と人口を抱えた国を一言で表現するのは確かに無理な話ですよね。少なくとも州単位で考える必要があるようでした。
ポートランド2日目の夜は日本居酒屋があったので、そこで一杯。早くも日本食が恋しくなったのです。刺身や焼き鳥、ビールは日本のものとは程遠いものでしたが芋焼酎だけは同じ味。ぐっすり寝れました。
最終目的地サンフランシスコへ
ポートランドからサンフランシスコまでは飛行機で約2時間の移動となります。添乗員の方からは日本とは比べものにならない位搭乗手続が厳しいと聞かされていたので、少し構えて検査場の列に並びました。結果、私は全くスムーズにパスできたのですが、確かに日本よりも緊張感のあるものでした。
サンフランシスコに降り立って、まずは市内見学。霧の街、坂の街と言われるそうですが、たしかにどちらもすごかったです。
名所「ゴールデンブリッジ」も霧で覆われていました。
コ゜ールデンゲートブリッジ 飛び降りの名所でもあり、霊が出るそうです・・・橋の中央あたりに・・・ |
バスでの移動中はテレビや映画で見たことがあるような、「坂の街」の風景がいたる所で観れました。確かに画になる景色ですが、あれだけ起伏が多いと大変だろうな。
サンフランシスコ市内はやはり今までの都市よりも都会でビル群・商業地域と規模が大きく感じました。それだけに治安に関しても問題が増えるようです。浮浪者などの数もどっと増え、街中を一人で歩くのは危険を感じます。美しい景色とのギャップに、田舎者の私は少し寂しい気持ちになりました。
サンフランシスコの市内 シアトル、ポートランドとは雰囲気がまったく違いました。 |
サンフランシスコは午前中は少し肌寒い位で、午後はカラッと晴れる気候のようです。シリコンバレーの方々の影響でしょうか、背広を着ている方はほとんど見かけませんでした。市長は現在中国系の方で、中国系は白人の次に多いそうです。アジア人が歩いていても珍しがられることはありません。
気になったことが、小売店・飲食店の接客でしたね。ポートランドと比べると段違い。無愛想なレジのお姉さんが多かったように思います。これも各州それぞれの個性のひとつなのでしょうか。
2日目は午前中反TPPの市民団体、午後に日系会計事務所に伺いました。
TPP最大の問題点は不透明性であるということ、利害関係のある一部業界以外はほとんど米国民の中で関心をもたれていないという話を聞きました。
ナパバレーのワイナリー
最終日はナパバレーワイナリーに行ってきました。市内から車で2時間ほど走ると、みわたす限り葡萄畑の渓谷が広がりました。毎週末になると試飲を楽しみにくる方々の車で渋滞になるそうです。ちなみにワインを楽しんだみなさんは、帰りも車を運転していかれるそうです。バスを運転してくださったドライバーの方も帰りは緊張するとのことでした。
一件目のワイナリーはこじんまりしていましたが、とても雰囲気のある所でした。私はワインの味はまったくわかりませんが、昼間のお酒を優雅に楽しみました。
ナパバレーまでくると空気もきれいでした。 空気もワインも楽しみました。 |
ナパバレーで最終日を満喫した翌日、成田へ向かい帰路へ。飛行機の中では早く納豆ごはんが食べたいと思いながら11時間のフライトを過ごしていました。