こんな電話は “危ない”
「誰にも言わないで 不倫相手を妊娠させた 示談金を何とかして」
・・・「子どもができちゃった。相手は旦那さんがいる人で、旦那さんが起こっている。弁護士に入ってもらった。お金を送ってほしい」
警察官、金融庁職員等を装って、キャッシュカードを騙し取る
・・・「振り込め詐欺犯人を捕まえた。犯人の持ち物から名簿が出てきてあなたの名前も載っていた。キャッシュカードを偽造されているかもしれない」
「携帯替えた」「使い込み」「○○万円」
・・・「携帯買い替えて番号が変わったんだ・・・新しい電話番号を控えといてよ」
・・・「アルバイトで××の販売をしていたんだけど、失敗して穴埋めをするため会社の金使い込んじゃって・・・」 「会社をクビになっちゃう・・・」
「お母さん、このままだと何されるか分からないよ・・・」
・・・友達の保証人になったらその友達がいなくなってしまった。このままだと取り立て屋に何をされるか分からないよ。すぐにお金を振り込んで」
振り込め詐欺は、警察官役、弁護士役等、複数の者が交代で電話口に出るなど、役割分担をする傾向が多くなっています。
「私は大丈夫!」と思っていても、実際にこんな電話がかかってきたら、大切な息子・家族、誰だって動揺します。犯人は、この心の動揺につけ込んできます。日頃から多くの手口を理解し、心の準備が大事。
事実かどうか、必ず確認しよう!
カード番号 教えないで
全国の消費センターにはプリペードカードを不正に取得しようとする「詐欺業者」とのトラブルが多数寄せられている。
最近のトラブルはプリペードカードの購入を指示し、騙し取る手口だ。「業者に料金を請求され、その支払い手段としてサーバ型プリペードカードの購入を指示され、カードに記載された番号などを伝えてしまう」などの相談だ。
相談事例として、○有料サイトの料金を支払うため、プリペードカードの番号をファックスした。
○・・・プリペードカード写真をメールで送った。 ○・・・番号を電話で伝えた。などだ。
●覚えのない請求などに返信したり、連絡しない。 ●他人から言われてプリペードカードを購入したり、カード番号を伝えたりしない。
トラブルになった場合、早急に消費生活センターかプリペードカード発行会社に連絡することが重要だ。
そのボタン 押してはいけない
全国の消費センターへのアダルトサイトに関する相談件数が2014年、10万件を超え過去最多となった。相談は男女を問わず、60歳以上の人からのものも増えている。
相談事例は、・動画を見ようとボタンを押してしまった。するとアダルトサイトの会員登録完了の画面が出た。取り消しを求めたが「既に登録完了している」と登録料99,000円の支払を求められた。
・スマートフォンでアダルトサイトを見ていた。無料だと思い「再生ボタン」を押すと、「有料登録が完了しました。料金は10万円です」と表示された。
同センターでは「無料だと思っても料金を請求されることがある。不用意にアクセスしない」「請求場面に“退会はこちら”“誤操作はこちら”等のボタンがあるが、押してはいけない。決して業者には連絡しないと注意を喚起している。
請求されても「支払わずに様子を見るように」と警察も指導している。
スマートフォン。そのボタン 押してはいけない。