東武越生線の終点が越生駅。
私が通勤で使う愛すべき路線と駅ですが、事務所がある駅の西口に出るには跨線橋を渡って外に出ます。
6月21日、いつものように階段を下りていくと、目に飛び込んできました。
な、なんだこれは?
まずは、写真を見てください。
そうです。越生が誇る巨木、上谷の大楠を紹介する巨大ポスターがどーんと迫ってきたのです。上谷とかいて「かみやち」といいます。
巨木の下に麦わら帽子をかぶった可憐な少女がたたずみ、さわやかな風を楽しんでいるではありませんか。
私のほほにも涼風が吹き抜けたのです。こんな垢ぬけたポスターを誰が描いたか知らないけれど、やるな越生!
はっきり申し上げますが、越生といえば梅のイメージが強く、なんとなくジジババが集う街と見られがちです。そのイメージをこのポスターは変えていくかもしれません。
そこで駅にある観光協会の方に尋ねると、な、なんと、作成したのは「越生高校」の生徒さんなんですと。
さらに付け加えて教えてくれたのは、もう一枚、ある名所のポスターを描いてもらい、その場所に掲示しているとのこと。それも素晴らしい出来ですよといいます。
さあどこかな、ぜひ探し当ててみてください、というのです。
見たい、見たい、これはもう、探し当てるしかないですね。
若いみなさん、夏はぜひ越生に来て、越生高校生が描いた出色の出来栄えのポスターをぜひご覧になってください。そしてもう一枚を捜し出してみてください。
大クスに触れ、真夏でも涼しい樹影で風と対話してみてください。きっと、いい夏の思い出になりますよ。
ちなみに、上谷の大楠は、全国で16位、埼玉県では1位にランクされている巨木です。
ついでと言っては何ですが、越生はハイキングの町ですし、7月22、23日は勇壮な越生まつりも行われます。
7月は越生でしょう!